高温焼成ブラウンコランダムは、原料ブラウンコランダムの製造工程中に研磨剤を高温および中温で焼成し、その後アニール処理することで形成されます。
その主な特徴は、膨張係数が非常に小さく、親水性が優れ、靭性が大きく、強度が高いことです。焼結研磨材は、焼結後に濃い青色で、網目状の亀裂がなく、錆びの斑点がないという特徴があり、研磨加工の精度と研削効果が向上し、特に高級な統合研磨材の製造に適しています。
では、なぜブラウンコランダムを高温で焼成する必要があるのでしょうか？焼成ブラウンコランダムの利点は何ですか？
1.研磨剤の耐摩耗性と研削効果の向上：焼成ブラウンコランダム研磨剤は、圧縮強度が高く、耐摩耗性に
優れており、より効率的な研削効果を提供できます。2.研磨剤の強度と耐久性の向上：高温焼成プロセス中に、研磨剤の表面の不純物がガス化され、粒子の表面積が増加し、それによって研磨剤と結合材料との結合力が強化され、研磨剤の強度と耐久性が向上します。焼成ブラウンコランダムの耐久性は、通常のブラウンコランダムよりも40％以上高くなっています。 3.研磨工具
の外観と切削能力の向上：焼成後のブラウンコランダム砥粒中の磁性物質が除去され、研磨工具の錆び斑点が減少し、研磨工具の外観と切削能力が向上します。
4. 異常膨張の排除：焼成プロセス中に、ブラウンコランダム中の安価な酸化チタン、炭化チタン、窒化チタンなどの不純物が酸化雰囲気でさらに酸化され、ブラウンコランダムの異常膨張の問題が解消され、焼成中にセラミック砥石の表面にメッシュクラックが発生するのを防ぎ、スクラップ率が低下します。
5. 親水性の向上：焼成処理により、ブラウンコランダムの親水性が大幅に向上し、親水性が2〜3倍に増加し、800〜900℃で120分間焼結した後でも、親水性が3.5倍に増加します。